陽進堂がおススメする富山のご当地グルメ:昆布じめ
富山県は、日本海に面しているので、新鮮で美味しい海産物がとても豊富です。その新鮮な魚を使った料理「昆布じめ」は、富山の郷土料理として有名です。
昆布じめとは
昆布じめとは、新鮮な刺身を昆布でしめたもので、江戸時代に、船が運んできた北海道の昆布と、富山湾で捕れる魚を組み合わせて誕生したと言われています。
当時、冷蔵庫などが無かった為、昆布を挟み魚の余分な水分を取り除く事で、魚を日持ちさせるための手段であったそうですが、昆布のうまみが染み込んだ魚がとても美味しいとして、料理として広まったそうです。
昆布じめに使う魚
昆布じめに使われる魚の定番といえば、鯛やヒラメといった白身魚をイメージする方が多いと思いますが、富山県民の定番といえば、サスと呼ばれるカジキだそうです。それ以外にも、富山の名産であるシロエビやホタルイカなども使われています。
昆布じめの食べ方
昆布も一緒に食べる事はできるようですが、厚みがあって食べにくい場合は、昆布をはがしてお刺身として食べます。
残った昆布は、細かく刻んでツマの代わりとして出すのもいいですね。
家庭でも簡単に出来る?
好きなお刺身を昆布に挟むだけなので、自宅でも簡単に出来るそうです。
・好きなお刺身を用意
・昆布昆布の表面を軽く拭きとる。
└酢水をつけた布で拭きとってあげると、食材とのなじみが良くなるそうですよ。
・昆布、魚、昆布という順番で挟む
└魚と昆布が密着していないと、旨味が移らなかったり傷みやすくなるので注意。
・ラップで包み、その上に重石をして冷蔵庫に3~4時間
└食材の厚みによって、仕上がり時間が異なります。
注意点として、昆布は、昆布じめ用というのがあるそうなので、そちらを使用してください。
この昆布じめですが、魚だけはなく、野菜や豆腐、牛肉などでも作る方が多いそうです。
凄くお手軽なので自宅で作る方がとても多いようで、昆布の消費量が富山は日本一だそうですよ。