富山で有名なものの一つには黒部ダムがあります。
陽進堂と一緒に黒部ダムの魅力に迫っていきましょう!
黒部ダムは大規模な発電をするためにつくられたダムですが、その建設時には多くの困難があったことでも知られています。
映画『黒部の太陽』は、その中で世紀の難工事と呼ばれた第四発電所の建設を描いたもので、その工事は7年の歳月をかけ171人もの犠牲を出しながら成し遂げた様子を描いています。
映画の人気も手伝い、黒部ダムはただの発電用のダムではなく観光名所として全国から多くの人が訪れる場所になっていきました。
その黒部ダムの魅力に一つは、山々に囲まれた奥地に存在するということです。美しいアーチ状のダムによって大量の水、そしてその周辺にある山は春から夏にかけては緑が色づき、秋になると紅葉に変わり冬は白く出染まっていく姿を眺めることができます。そんな絶景を見れば、日常の疲れなど吹き飛びます。
ダムへ向かう方法の一つに宇奈月温泉から欅平駅まで人を運ぶトロッコ電車があります。
自然があふれる峡谷をレトロなトロッコ電車に乗っていけば、多くの絶景スポットをゆっくりと眺めることができ、旅の期待感を盛り上げるには最高の演出です。
車や電車でも向かうことはできますが、このトロッコが旅を満喫するには一番良い方法だと思いますよ。
そんな黒部ダムを代表するイベントのひとつが観光放水です。
景観維持のために、6月から10月にかけて決まった時間帯に貯め込んだ水を一気に放水します。1秒間に10トン以上の水が高いところから放水され、それが霧となって周囲に広がる光景は迫力があり、神秘的で美しいです。観光放水を見学できる場所は複数箇所ありますから、視点を変えてみればまた違ったダムの姿が見えてくるでしょう。
観光の記念にお土産などを購入したい場合はキーホルダーやストラップ、マスコットキャラクターのグッズに、オリジナルのお菓子なども豊富に売っていますので帰りにレストハウスに立ち寄ってみるのもおすすめです。